【WS01】

開催日:8月19日(金)

開催スタイル:対面式(みなとみらいサテライトキャンパス ランドマークタワー7階)

※スライド表紙をクリックすることで分析内容のPDFファイルが開きます
  • ワークショップタイトル: 「欲しい」に届くコンビニ弁当販売のデザイン
  • 提案者氏名: 石井 寛斗 (横浜市立大学大学院生命医科学研究科)
  • ワークショップの概要: 日本では日々大量に食品廃棄が行われている。そこで国では事業系食品ロスを削減すべく2030年度までに2000年度比で半減すると目標を立てている。なかでも2019年度では事業系食品ロスの約1割はコンビニからの廃棄である。廃棄の要因として消費者の「品質へのこだわり」、企業側の「販売戦略」が挙げられる。一方で食品廃棄削減には消費者、企業側双方が前向きであることから、双方が合意できる形の販売方法がデザインできれば廃棄を減らすことが可能であると推測される。そこで本ワークショップではコンビニから出る食品廃棄の削減にむけて新たな購買方法を議論する。特に飲食定額利用サービスを使用してみたいと考えている消費者が多数いることから、コンビニ弁当をサブスク化することが可能であるかを「客層」・「価格」に着目することで食料廃棄を削減できる販売手段を提案する。
  • ワークショップの目標: 年代別の惣菜購入場所の違い・購買理由からコンビニで惣菜を購入する場合のシチュエーションをブレインストーミングにより柔軟に検討する。さらにそれらのシチュエーションをストーリーで分類する。それにより分類されたストーリー別にペルソナデザインおよびジャーニーマップを描くことで消費者を明確に可視化する。つぎにジャーニーマップに基づき購入者の求める購入方法の利便性と、企業側の販売方法のあり方についてニーズとシーズに分割することでマトリックス法を用いてより良い販売方法を模索する。そして消費者、企業の双方が利益を得られ、かつ食品廃棄の削減が可能である販売手段を提案する。
  • 取り扱う課題 :コンビニで惣菜をよく購入する客層をペルソナデザインにより理解する。またジャーニーマップを描くことによるシチュエーションの具体化を目指す。そして消費者と企業の双方が利益を得られ、食品廃棄の減る販売手段を議論する。
  • キーワード :食品廃棄、弁当、コンビニ、購入方法(サブスクリプション)
  • データとデータ源:
    • 惣菜の消費動向調査の概要(農畜産業振興機構)(2016)、
    • 日本の食品ロスの状況(令和元年度)(農林水産省)、
    • コンビニエンスストア本部と加盟店 との取引等に関する実態調査報告書(2020)、
    • コンビニ調査2018 コンビニエンスストア加盟者の取組事例調査の結果(経済産業省)、
    • 第3回 新たなコンビニのあり方検討会 資料2-4 調査報告資料(ユーザーアンケート・店舗出口調査)(経済産業省)(2019)、
    • サブスクリプション・サービスの動向整理(三井UFJリサーチ&コンサルティング)(2019)
  • デザイン思考の方法 ブレインストーミング、ペルソナデザイン、ジャーニーマップ、マトリックス法
  • 期待される成果: 食品廃棄の削減が期待される新たなコンビニ弁当販売手段の提案
  • プログラム:
    • 10:00 開始
    • 10:00-10:15 アイスブレーキング(自己紹介)
    • 10:15-10:45 データ分析レポートの説明
    • 10:45-11:15 ブレインストーミング(コンビニで弁当を買うシチュエーションとは)
    • 11:15-12:00 ストーリーの分類
    • 12:00-12:50 お昼休み
    • 12:50-13:20 ペルソナデザイン
    • 13:20-14:20 ジャーニーマップ作製
    • 14:20-15:00 マトリックス法により新たな購買手段の模索、消費者・企業の利益を整理
    • 15:00-16:00 試作・発表資料作成
    • 16:00-16:45 発表会(フィードバック、リフレクション)
    • 16:45 終了