WS05

開催日:9月14日(火)

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  • ワークショップタイトル:観光で地域が儲ける方法
  • 提案者氏名 :株式会社ワールド・ビジネス・アソシエイツ 丸山芳子
  • ワークショップの概要 現在、世界的に新型コロナウイルスの影響でインバウンド旅行者の渡航の制限を受けている。しかしワクチン接種が進み国際旅行者の受入れを再開している国、地域もある。世界全体では観光は今後も成長する産業だとされている。国際的な観光競争の中では、日本でも今からインバウンド旅行者が再開したときに備えた準備が必要である。 しかし、コロナ禍前の観光立国推進基本計画の目標に関し、インバウンド旅行者数の目標達成度合に比べ、旅行者消費額の目標達成は厳しい状況である。旅行者が多く訪問してくれたとしても、旅行者が消費しなければ観光地は潤わず、観光による地域活性化にはつながらない。したがって、地域ではインバウンド旅行者に多くの消費をしてもらえるような受け入れ態勢や産業構造にしていくことが重要である。地域でインバウンド旅行者の消費を増やすためには、どのような取組をすればよいか、地域の観光事業者の目線に立って検討する。
  • ワークショップの目標: ワークショップの参加者はある県の観光部局の担当者と想定する。ユーザーとして、地域の観光事業者を想定したジャーニーマップを作製する。(ユーザーがインバウンド旅行者ではないことに注意) 観光担当者の仕事は、多様な観光事業者がそれぞれに努力することで、インバウンド旅行者一人一人の観光消費額が増えて、その結果、地域全体が儲かるようにすることである。県の観光担当者としては、ユーザーである観光事業者(社長、支配人)が、インバウンド旅行者の消費を増やす事業活動の中で障害となりそうな問題を発見したい。観光事業者の例として想定されるのは、宿泊施設、土産物店、飲食店(レストラン、カフェ等)、観光スポット(寺社仏閣、博物館、美術館、スポーツスタジアム、体験施設、公園など)といった、インバウンド旅行者が消費する接点を持つ事業者である。県の担当者としては、課題さえ発見できれば、「補助金の提供」、「セミナーなどの教育の提供」、「事業者間の情報共有」、「人材確保のための支援」といった様々な施策を行うことができる。
  • 取り扱う課題 :観光地域におけるインバウンド旅行者の消費拡大
  • キーワード: 観光、インバウンド旅行者、消費拡大、地域活性化
  • データとデータ源:
    • ・インバウンド旅行者旅行消費単価、平均泊数
    • 2.訪日外国人消費動向調査、2019年(暦年)、観光庁
    • ・都道府県別訪日外国人旅行者数(全目的)
    • ・都道府県別訪日外国人旅行消費額(全目的)
    • ・都道府県別訪日外国人旅行消費単価(全目的)
    • ・都道府県別訪日外国人訪問地別平均泊数(全目的)
    • 3.ホテルバンク記事, 閲覧日:2021年7月17日, ※宿泊施設数、客室数は国が調査していないため、民間調査データを使用
  • ワークショップで用いる方法:
    • ブレインストーミングによるストーリー作り
    • ペルソナの作成
    • カスタマージャーニーマップ
  • 期待される成果: カスタマージャーニーマップ作製を通し、観光地域が全体としてインバウンド旅行者の消費を増加させるために、地域の事業者が直面する困難な要素を発見する
  • プログラム:
    • 10:15 開始
    • 10:15-10:35 ファシリテーター、参加者自己紹介
    • 10:35-11:00 ファシリテーターからの課題の説明
    • 11:00-12:00 ブレインストーミング、ストーリーづくり
    • 12:00-12:50 お昼休み
    • 12:50-14:00 ペルソナの作成
    • 14:00-15:00 カスタマージャーニーマップの作成
    • 15:00-16:00 試作・発表資料作成
    • 16:00-16:45 発表会(フィードバック、リフレクション)
    • 16:45 終了